美容師が友人によく聞かれる質問
美容院に行くと、髪型決めるじゃん?
まぁまず髪型をどうするか決めるね。
どうもうまく説明出来なくて、いつもと同じ髪型か、
思ってたのと全然ちがう髪型になっちゃうんだよな~・・・。
あるあるだね~。
どうやって注文すれば良いのかわからないんだよ・・・
注文の仕方にもコツがあるけど、そもそも美容師さんとの信頼関係が
ある程度ないと難しいと思うよ~。
え?どうゆう事?
長年担当してるならともかく、初めて行った美容院とかだったら
かなり最初の髪型決める時にしっかり話し合った方が良いよ。
お互いどんな感覚で何を大事にして
髪型を決める人かわからないからね。
確かに初対面だと緊張して余計に上手に話せてないかも・・・
美容師さんのタイプにもよるけど、
美容師さんも新規で来たお客さんがどんな人かわかってないから
探り探りだし、緊張もしてるからね~。
そうなんだ!美容師さんてしゃべり上手だし、堂々としてるイメージだけどな~・・・
本当に緊張したりしない人もいるけど、基本的には相手の情報を細かく探りながら気を遣って話してるからね~。
へ~、そーなんだ。
大体前回いつ切ったのか、
長さ、軽さの希望を聞かれて、
普段ワックスつけたりするかを
答えたら終わりみたいになって
「じゃあまずシャンプーしますね~」
って流れじゃない?
まさにそれ!
まぁよくあるパターンだからね~。
それが悪い訳じゃないけど、
少し情報をプラスするだけで
もっと良い感じの髪型にしてくれたり、
家での手入れが楽になるようにしてくれたり、
美容師さんからアドバイスをたくさんくれる様に
なると思うよ~。
情報をプラスって何を言えば良いの?
順番に説明していくね~。
イマドキは写真を検索していくのがベター
美容師さんは、男性の髪型を決める時に前情報が少ない場合
上記4つを聞くことがベターです。
この4つの情報だけだと、今の髪型の延長から物事を考えてしまうので、
まったく違うイメージにしたい場合は、わかりやすいカタログの写真か
Instagramなどで自分のなりたいイメージに近い写真を探して
美容師さんに提示すると良いです。
「そんなの恥ずかしい」「顔が違うのだから同じになるはずない」
と言う方が多いですが、美容師さん目線だと写真があった方が
かなり親切です。
そもそもなぜ上記の4つの事を聞いてくるのか少し深堀していきましょう。
前回いつカットしたのか
何か月前にカットしたかによって、
今の状態を見て、前回切りたての時は今より大体何cm位短くて
どんな形で、前回カットした美容師さんがどんな意図でカットしたのかが分かります。
え!?なんでそれだけでわかるの?
1ヶ月で髪が伸びるのは約0.8cm~1.6cm。
この時点で長さと形はほぼわかって、
セオリーと違うとこ探せば
クセの強い所、骨が出てる所、毛が多いor少ない所がわかる。
美容師スゴ!
長さは今よりどの位短くしたいのか
これは先ほどの「1ヶ月に伸びる長さ」で前回の長さがわかってるので、
前回切った時より長い方が良いのか、短い方が良いのかがわかります。
例だとお客さんは前回より短くしたい、
もしくは前回切った時が長すぎたから思った通りにならなくて美容院を変えたのか、
イメージを変えたいのか。
と言う想定が出来ます。
あんななんでもなさそうな会話でそんなとこまで考えてるの!?
逆にコワッ!!
量は軽くしたいのか
これも結局長さと同じで前回切った時にもっとスキたかったのか、
スカスカな位が好きなのか、
薄毛を気にしていて、あまりスいて欲しくないのかを確認します。
美容師・・・コワイ・・・。
髪の毛は悩みが多い人が多いから、
美容師さんは直接的な言葉を避ける傾向があるからね~。
気遣いと言えば気遣いだけど、
言葉に全部裏があると思うと少しコワイかもね~(笑)
普段はワックスなどをつけてセットするのか
ワックスをつける人であればただ乾かした時だけでなく、
セットした時にうまく束感が出る様にしたり、
お客さんが簡単に時間をかけずに良い感じに出来るにはどう切れば良いのかを考えます。
逆につけない人であれば乾いた状態でごまかしがきかないので、
乾かし方のアドバイスを変える前に説明をする事をこの時点で決めます。
何かコワイを通り越して大変だね。頭フル回転だね~。
ちなみに新規のお客さんだと
最初にカルテ書いてる時点で利き手も確認してる。
左利きだとドライヤーの当てる向き逆だからね。
マジでストーカーばりに一挙手一投足見てるな・・・
やっぱコワッ!!
なぜ写真を持って行くとスムーズなのか
あんなに頭フル回転で色んな情報を探って
髪型決めたりするのに写真なんているの?
まずどんな髪型とか雰囲気に良さを感じるのかが一目瞭然。
あとお客さんに言葉だけで聞くと、頭の中のイメージとの誤差が出やすい。美容師は1cmって言ったら定規で測ったピッタリの1cmを
切れるけど、お客さんが言ってる1cmが本当に1cmかわからないからね。
1cm位わかるわ!
1cmでも3cmでも5cmでも7cmでも正確に定規でぴったりに出来るかやってみると良いよ。
一般の人でピッタリ当てれる人は大体2割いるかな~位だから。
マウントとるな!!
マウントじゃなくて、それだけ美容師さんは真剣なの。
1cm、下手すれば数mmの違いで
切りに来た日の出来上がり、
明日の朝お客さんが
セットする時困らないか、
何か月切らずに保つか、
その間ストレスがでないか、
とか変わってくるかもしれないからね。
え?そうなの?
お客さんは感覚が鋭い人もいれば普通の人もいるから、
基本的に自分たちとお客さんには誤差があって当たり前。
その誤差がどれ位かを測るためにカウンセリングしたり、
1回軽く切ってから長さ聞いたりするけど、
写真見て聞いたりしながら話合った方が早いよね?
なるほど~、
難しすぎてよくわからんくなったから
とりあえず写真持って行く事にする。
まとめ
とりあえず、男性が美容院に行った時に
失敗しにくい注文の仕方をまとめるよ。
よろしく。
・自分のしたいイメージに近い髪型の写真、芸能人などを探す。
・その写真を基準にして長さや重さ、雰囲気を細かく話合って決める。
・普段の手入れなどを詳しく美容師に教える。
次回は、僕のカウンセリング中の会話を例に出して
どんな伝え方をするとイメージや希望が美容師さんに
伝わりやすいか話していくよ。
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